🎶誰かとわかち合う喜びへ
ピアノという楽器は、ひとりでも豊かな音楽を奏でられる素晴らしい存在です。
けれど、そのピアノが他の楽器と音を交わすとき、
音楽はまるで“生きている”かのように変化し、広がっていきます。
たとえばサックスとセッションすれば、
ピアノのハーモニーにメロディが乗り、
その場限りの特別な空気が生まれます。
相手の音を聴きながら、自分の音を見つけていく。
一緒にリズムを刻みながら、時には少し揺らしてみる。
会話のように音を交わす時間は、
どこか緊張感がありながらも、とても自由で、心が解き放たれます。
大人になってから音楽を始めた方にとって、
「誰かと一緒に音を出す」ことは、ちょっと勇気がいることかもしれません。
でも、完璧な演奏ではなくていいんですね。
拍子がズレても、音を間違えても、それすら“味”になるのがセッションの魅力。
セッションを通して、
音楽が「自分だけの楽しみ」から「誰かと分かち合う喜び」へと広がっていきます。
「ひとりでは弾けなかったフレーズが、誰かとなら弾ける」
そんな経験を、みなさんもぜひ一度味わってみてください。